浮気相手から慰謝料を取る場合の流れ
○浮気相手との話し合いができる
浮気相手から慰謝料を取る場合に話し合いの場が持てるのであれば、そこで請求するのが一番時間も掛からず、また手間も少ない方法です。
その場で慰謝料の支払いについての話をまとめて示談書を作成し、約束した証拠を形に残しましょう。
浮気相手との話し合いということから、お互いに感情的になりやすいことも考えられるので、第三者の立会人が付いていることが理想的です。なお、「慰謝料の請求には3年の時効がある」ので、請求できる権利を失う前に早いうちに取り掛かるべきでしょう。
×浮気相手との話し合いができない
浮気相手との話し合いの場が持てないのであれば、内容証明郵便で慰謝料を請求する流れです。内容証明で慰謝料を請求する場合には、細かく気を遣う必要はあるでしょう。
なぜならば、虚偽の事実や脅迫とも思える文面が含まれているならば、それを理由に慰謝料の請求に応えないことも可能だからです。
その点で言えば、文面ひとつで諸刃の刃となるものですから、慎重に行うためにも「法律家に内容証明郵便の作成を依頼する」のが無難な方法です。内容証明郵便を送っても浮気相手から反応がないのであれば、慰謝料請求の調停を申し立てます。それでも決着が付かないのであれば、裁判に持ち込む流れです。
請求する慰謝料の相場
浮気相手から取る慰謝料の金額に、法的な基準は存在しません。ですので、いくらにすべきという相場も制限もありませんし、お互いに合意できる金額とするはずです。慰謝料を一方的に請求しても、浮気相手が払えなければそれも無理といった実際もあります。
裁判までもつれ込んだ場合の判決を見ますと、大抵「年収の3分の1くらいに慰謝料が決定」されていますので、それを浮気相手から取る慰謝料の相場と考えることも出来ます。
また、慰謝料の支払いについては一方的に強要できるものではなく、お互いがのめる条件で決めるものです。そのため、必ずしも一括で支払わせるものではなく、分割で払わせることも視野に入れて考えた方がいいでしょう。