浮気の疑いがあるからと直ぐに問いただすのは危険
夫に対して浮気の疑いを持ってしまったとき、気持ちがハラハラして落ち着かず冷静ではいられませんでした。
悪いことばかり想像してしまい仕事をしても手につかず、一緒に過ごしていても夫の言葉や行動のすべてが嘘のように感じてしまい楽しくありません。
更に、怒りの気持ちが抑えられずイライラが表に出てしまうことで、大切な周りの人達に不快感を与えてしまいました。そのような、落ち着かない気持ちが続けば自身の心も体も疲弊してしまい、生活・人生のすべてに影響がでてきてしまいます。
不安な気持ちや怒りの興奮から、「夫に問いただしてしまう」といった先走った行動につい出てしまいがちですが、ちょっと待って下さい!本当に夫に浮気相手がいるかどうかの確証がないうちは、行動するべきではありません。
気持ちをいったん落ち着けて冷静になり、様子をみながら気になった点をひとつずつ検証していきましょう。
◆勘違いだったときのリスク◆
浮気の疑いが自分の勘違いだったと分かったとしても、夫を責めるような態度で問いただしてしまった後だとしたら...いったいどうなってしまうでしょう?
夫婦というものは、お互いの信頼の上に成り立つものだと思っています。
自分のことを最後まで信じてもらえなかったというショックと、そんな目でみられていたのかという怒りから、今まで築きあげてきた夫婦の信頼関係があっという間に崩れ去り、最悪やり直しがきかなくなる所までいく場合もあるのです。
ちょうど会社の経営が大変な時期で休日出勤や残業続きの毎日でした。
心配を掛けたくない一心で奥さんに説明することなく、自分が家族を養っていくしかないんだとギリギリのところで必死に踏ん張っていたのに...
奥さんから浮気の疑いをかけられ、問い詰められた挙句、ひどい罵声を浴びせられるという悲惨な男性がいました。
絶対にコイツと一緒にいるのは無理だ!もう我慢する必要なんてない!と今まで張りつめていた糸がプツンと切れてしまったのですね。離婚となってしまった実例もあります。
その他にも自分自身や、周りの大切な人との関係にも影響を及ぼしてしまい、悩んでいたすべての時間が無駄なことだったということになりかねません。
- 自分で悪い方悪い方に考えてしまい体調を崩してしまった
- 浮気相手として友人を勝手に疑ってしまい友人関係が崩れ二度と会なくなった
- 配をして声を掛けてくれた周りの人達にイライラ不機嫌な態度で当たってしまいその後、敬遠されている
◆冷静な判断と対処を心掛ける◆
浮気の勘違いはもちろんのこと、大きな失敗をしないための対処法として大切なのは、
『心を一つ一つ整理して何が起きてもいいように構えておくこと』です。
これ自体が難しいと思うかもしれませんが、大丈夫です。前もって落ち着いて考え、さまざまなパターンのシミュレーションを行い準備しておけば、例えパニックになったとしてもそれを最小限に抑えることができます。
逆に気持ちの整理をしていなかったら、パニックに任せてとんでもない行動を取ってしまうことになりかねません。一番よくないのは、全てぶっつけ本番で行動してしまうこと。
焦るあまり、準備を行わないままで行動すると
- どうしても感情が先を行ってしまうので、売り言葉に買い言葉から「もう終わり!離婚するしかない!」と思ってもいない発言で最悪な結果となってしまう
- 浮気を問いただされたことよりも携帯やカバンの中身を勝手に見ていたことを、逆に責められごまかされてしまう
- 実際に浮気をしていた場合、問いただされたことで警戒心が強まり十分な証拠が集められなくなる
ですので『浮気をしているのか?を夫に確かめるのは全ての準備が整ってからにする』ことを忘れないで下さい。
浮気が疑われる状況を一つ一つ検証し、これからどうすればいいのか?どうしてこんなことになってしまったのか?自分の気持ちも一つ一つ整理しながら考えておくことで、後悔のない結論が出せるのだと思っています。
簡単に答えが出せることではありませんから、焦らずいきましょう。